2025年11月3日、熊本県にある五老ヶ滝を訪問した。
五老ヶ滝は私がこれまで多く訪問した滝の一つである。滝は水量、岩盤ともにすばらしく、さらに晴れた日には虹がかかることがある。私はこれまでに滝の近くにある吊り橋から見下ろして虹を見たことはあったが、滝壺から滝を見上げた時に虹を見たことはない。滝壺に虹がかかることは以前から知ってはいたが、その時期や時刻については情報を持っていなかった。そこで2025年9月6日に滝壺に虹が出るかどうかを調査しにいったがその時期には出ず、太陽の位置から秋くらいに出そうだという予想を立てた。2025年9月6日 熊本 五老ヶ滝 | 滝を訪ねて~生命の躍動~
そろそろ虹が出そうな時期になったため、今度こそ滝壺での虹を目にするため再訪した。
早朝に滝の駐車場に到着。狙い通り気持ちが良い晴れである。期待に胸を膨らませながら階段を降りていき、滝に向かう。遊歩道を下り切り、水流を飛び越え、滝の前に立つことができた。
虹は少しだけ出ていた。ただ、滝を見る角度が良くない。事前に予想していた通り、沢を渡渉して左岸側から滝を見ればばっちり虹が見れそうだ。そうと決まれば渡渉の準備である。登山靴から沢靴に履き替え、沢に突撃した。

しかしこの沢、水量が本当に多い!予想はしていたが渡渉するだけでこれほど苦労するとは思わなかった。沢を渡り切り、滝を見ると見事な光のアーチがかかっていた。


昔、はじめてこの滝壺に虹がかかっている写真をネットで見てから、自分も見たいと思っていたときに崩落で滝壺には行けなくなった。あきらめていたところに遊歩道が復活したという情報を得て調査を開始し、9月6日に調査をして虹が出る日を予想した。それからようやく今回目的の景色を見ることができたわけだが・・・本当に長かった。
じらされた末に目にすることができたというのも大きいのかもしれないが、虹に彩られた滝は本当に見事だった。ゴウゴウと滝壺に多量の水をたたきつけ、その飛沫が見事な光のアーチを作り出している。岩盤は見事な柱状節理。そしてその上にはこれ以上ないほどの青空。滝がいきいきと水を落としており、生命力に満ちあふれていた。沢を渡渉したので周囲には人はおらず、ゆっくりとその光景を眺めることができた。(不思議そうに遠くからこちらを見ている人はいたが・・・まあ普通は人がいないところに私がいたので当然か。)滝にかかる虹はゆっくりと移動していき、あまり見えなくなったため再び元の右岸側に渡渉し、とりあえずはここで撤収した。
しかし、よく考えてみるともう少し待てばさらに虹が移動し、本来滝を見る場所である右岸側からも虹が見れるようになるはずである。通潤橋で時間を潰し、数時間後に再び五老ヶ滝に向かった。滝に着くと、狙い通り虹が出ていた。

これは午前中に見た虹の出方よりも私の好みではないか・・・?苦労して渡渉をしなくてもよかったかもしれない。とはいえ、思い通りの光景を見れて満足だった。